そこで我々が出した論文を例として,「Results」の書き方について,図をもとに解説したいと思います。
はじめにイントロがありますよね。次に,少々長いのですが,目的と方法を述べております。
準備がそろったところで,実験結果を述べていきます。ここでは,実験をやらなくても予想されるような結果を先に記述します。次にこの実験で明らかになった新知見(アピールしたい部分)を記述します。いわば真打ちの登場です。これが逆だと,かなりマヌケなことになります。
ここでは, Fig. 2B で,確認実験を行っています。実験手法としては,Fig. 1A と同じような流れなので,ここではあえて段落を区切りません。一方,Fig. 2C では実験手法もガラリと変わりますので,ここでは段落を区切ります。
Fig. 2 ABC など,複数の実験結果から得られる知見には,「Collectively, these results indicate that... 」というような表現を使います。
よく使う用例・用語などはマーカーで示しましたが,「Interestingly」は 2 回使用しているので,言い回しを変えたほうが良かったかも,,,
【まとめ】
一度,「Results」の構成に慣れてしまえば,どんなに長い論文でも,あまり苦労しないで書き進めることが可能です。
なんとなく書けそうな気がしませんか?
あとは実践あるのみです☆
引用元:The Type III Secreted Protein BspR Regulates the Virulence Genes in Bordetella bronchiseptica. PLoS ONE. 7:e38925. doi:10.1371/journal.pone.0038925.t004.