2015-08-30

モントレイルのマウンテンマゾヒスト III アウトドライを購入してみた

舗装されていない山野を走るトレイルランニングという世界があります。

先日,尾瀬でテント泊で楽しんできたのですが,小屋泊にして荷物を極力軽くしたら,これはこれで楽しいのかもしれない。じゃあ,やってみよう!ということになりました。

2015-08-25

Penny ロングボード 36" が来た!

この夏,Pennyからリリースされたロングボード 36 インチが,手元に届きました。
左が Nickel 27 インチ。36 インチバージョンは想像していたより大きいです。また,ボード長だけではなく,ホイールも一回り大きい物を使用しています。

Nickel 27 のデッキは滑りやすいので,デッキテープを張っているのですが,ロングボードのデッキ部分はザラッとしているので,滑りにくいです。スノボに近いスタンスで乗れるので,ロングボードも楽しいですね。

まだまだ初心者ですが,これら2つのボードと付き合って行きたいと思います。

購入時の参考となれば嬉しいです。


2015-08-24

2015 バックパッキングの装備について

少し長めの夏季休暇をとり尾瀬にでかけました。今回のキーワードはライトウエイトの山歩きです。今回,装備の再考をおこない,新たに購入するモノが多かったので,財布の中身もライトウエイトになりました。。。

また,コンパクトに荷物をはこぶためにコンプレッションドライサックを多用しました。こまごましたものはHOBOROLL (写真1:右上の青いサック)というサックでオーガナイズしたことで,荷物の整理が楽しくなりました。日本には上陸していないので,RAKUNEWのお世話になりました。

尾瀬トレッキングは2泊3日のテント泊でしたが,この食事量(二人分)は多かったです(笑)フリーズドライ製品はとても軽いので「これじゃ腹の足しにならないだろう」と思って,持ちすぎました。。。

ということで,今回のトレッキングを装備から整理してみました。

【装備全体の概要】装備のリストについてはエバーノートにまとめてみました。こちらをどうぞ。

写真1
【寝る】テント泊にあたり,NEMO TANI を購入しました。このテントについては,こちらで解説しています。初めて使用しましたがとても快適で,テント内の結露もありませんでした。写真は見晴キャンプ場で撮ったものです。テント数はまばらでしたがガイロープは反射式の素材にして正解でした。特に,入口付近のロープは足を引っ掛けやすいので,自分のためにも良かったです。モンベル恵比寿店で反射式のガイロープを購入しました(なお,NEMO TANI にも必要最低限のガイロープが付属しています)。

写真1 NEMO TANI

【食べる】僕が使用したストーブは,SOTO ウインドマスターです。20年以上にわたりガソリンストーブを使用しており,ガスストーブは心もとないと思っていました。このウインドマスターはそういった不安を払拭するのに十分な火力をもっており,横風に強いのも特長です。風防とかなしに安定した火力を生み出します。
2泊3日をフリーズドライ製品で過ごしましたが,ボンベ1個で十分でした。なのでこれからは,より軽量なガスストーブを利用しようと思います。

一方,クッカーは,DUG(ダグ) POT-L DG-0208 という製品を使用しています。このクッカーには,ガスボンベとウインドマスターがきちんと収納できます。自動添加のストーブですが,百円ガスライターも予備に持参しています。あと,オレンジ色のカラトリー(エコソウライフ)は,自然に還る素材でできており,なんとなく質感が良かったので購入しました。

写真2 ウインドマスターとカラトリー
どうでも良いことなのですが,赤ワインもペットボトルに入って売られているので,有り難いですね(写真3)。トレッキングにはメンテナンスが楽なクピルカのククサを愛用しています。話は変わりますが,弥四郎小屋でキンキンに冷えた生ビールが飲めて感動しました。

写真4 弥四郎小屋の生ビールとククサ
通常のナルゲンボトルですが,OTF用キャップに変えました。キャップをいちいち回さなくても良いので,◎です。

写真5 
OTF用キャップをつけたナルゲンボトル
今までガーバーのナイフを使用していたのですが,そんなに大げさなものは必要ないと思い,スイスアーミーナイフに変えました。親指を引っ掛けやすいように丸い穴がついています(写真6)。マルイチベーグルをランチに食べました。

写真6 スイスアーミーナイフとベーグル
【寝袋】寝袋はコンパクトなポリゴンネスト4x3(写真7)というファイントラックの製品を使用しました。重さは430 gで収納時の大きさも13 x 26 cm と,非常にコンパクトです。 素材的にカシャカシャした感触なのですが,すぐに慣れました。それよりも,水に濡れてもある程度の保温力は保てる,乾きやすい,などの点を考慮しました。ダウンも魅力的でしたが,日本の気候を考えて雨に強いモノを選びました。これまで,このポリゴンネストの2倍ぐらいの大きさで重さも1キロ以上のものを使用していましたが,この大きさに慣れてしまうと,あとには戻れないですね。もう少し寒くなったらシュラフカバーをつけて,防寒対策をしたいと思います。

写真7 ファイントラックのポリゴンネスト4x3
【寝袋,マット,テント】この3点セットで重さは約2.5キロ。これまで使用していたテントは,3.4キロでした。時代とともに装備はどんどん軽くなっていきますね。

写真8 ポリゴンネスト モンベルのマット NEMO TANI 

【移動する】僕はバルトロ75というグレゴリーの製品を利用しています。現行モデル(2015)より一つ前のパックです。バルトロはヒップベルトが素晴らしいです。
バスの移動とかでベルト部分の収納に苦労しますが,この製品の問題ではありません。。。山行でのゴミは全て持ち帰りなので,ゴミとともに移動することになります。プラチナドンキのプラスチック袋は,丈夫で重宝しました(笑)

写真9 バルトロ75にプラチナドンキ
【まとめ】今回,食料重視でいきましたが,フリーズドライ製品は思ったより美味しかったです。僕のオススメは,シチューとカレーです。また,ペパロンチーノもいけてました。一方,いまひとつなのはチャーハン系でした。水で戻しますから「炒めもの」の再現はどうしても難しいですね。
あと意外に馬鹿にならないのは,反射素材のガイロープです。テントサイトは真っ暗ですから,自分のテントの位置を知るためにも重宝しました。

ここでは紹介してませんが,太陽光で充電するLEDランタン,カモノハシマークの折りたたみ式ボトルも重宝しました。あと,GPSアプリは必須ですね。

今回はゴーリキ系の山行でしたが,重量をギリギリに切り詰めたトレラン的な山行も興味があります。装備を変えることで,趣向がまったく違ったトレッキングになりますので,これも楽しみの一つだと思います。ご参考になればさいわいです。

2015-08-20

「現在」「過去」「未来」 8月13日,午前 3:08 に気付いたこと

今日は少しだけ真面目な話をします。

われわれが,実際に物理的に掴むことができるのは,「現在」に存在している形あるものです。

また,大切なのは「過去」におきたことでもなく,「未来」におきることでもありません。大切なのは「今を生きること」です。

わかりきったことですが,それを実践するのは難しいと思っていました。

一方,われわれの抱えている問題や悩みは,「過去におきたこと」と「未来におきること」で占められています。現実には存在しないものに,心を煩わされているのも事実です。

夏の休暇を取って8月9日に尾瀬に入りましたが,僕の心には引っかかるものがありました。空は晴れているし,まさに絶好のハイキング日和でした。まあしかし,ちょっとした瞬間によぎる気持ちで,暗く沈み込んでしまうこともありました。

13日は実家で夜の9時頃までペルセウス流星群を探してねばりましたが,眺めることは叶いませんでした。眠りについたのは,11時頃だったと思います。

色々考えながら眠ったせいか,夜中に目が醒めてしまいました。やがて心は曇った糸に絡め取られるように,鬱々としてきました。僕にはよくあることで,何度か寝返りを打ちながら夜が明けるパターンです。またかと思いながら,うつらうつらしていました。

しかし,13日の夜は,いつもと違ったのです。

それは,

「すべてを,まるでそこにあるのかのように,つなぎとめておくことはできない」

「手でつかまえられるのは,今,目の前にあるものだけ」

ということを,よくわからないけれども直感したのです。

毛糸玉のような意識が中空に浮かんでいて,それが幾千本もの細かい糸でつなぎ止められている感覚がイメージされました。そしてその細い糸たちは,ゆるやかに消失していき,最後には丸い意識だけになったのです。

「思い,不安,欲,執着心,,,」というたくさんの細い糸で,自分の意識を,まるでそれらがないと壊れてしまうのかのように,繋ぎ止めていたのです。

「つなぎとめておくことはできない」と思ったときに,それらの糸はなくなり,とてもリラックスした感情が押し寄せました。この感覚はとても軽やかで,大切だと思ったので,枕元にある iPhone で時間を確認しました。

それが,2015年8月13日の 3:08 でした。

大切なのは,今を生きることです。しかし,この感覚をきちんともつことができませんでした。自分の意識を細胞骨格のように取り巻いていた「細い糸たちの切り離し」を行うことで,「今」が見えてきた感じです。

僕はこれまで,自分だけではなく周りをも強くコントロールしようとする気持ちが強すぎました。しかし,「過去におきたこと」,そして,「未来におきること」もコントロールすることはできません。そういった執着を午前 3:08 に手放したことで,気持ちがラクになりました。

あまりにも強すぎる願いは,かえって人を弱らせます。

まだ観察中ですが,この感覚と寄り添っていたいです。こういったことが穏やかにわかってくるのも歳をとるという恩恵なのでしょう。

皆さんの気持ちが少しでも晴れやかになれば,さいわいです。











2015-08-01

スリーシーズンのテントはこれだ: NEMO TANI 2P

二十代の終わりから,ノースフェイスのVE-23というテントを使用してきました。大人が3人ラクに寝られるようなテントで,まだまだ現役です。今年の夏もVE-23で山に行こうと思っておりましたが,ポールの長さが80 cmぐらいあって,ザックからはみ出してしまうのが難点でした。また,重さも4 キロ弱。。。もう50を越えたので,山に苦行を求めなくてもいいかな? と思うようになりました。

そこで,現在の主流でもあるライトウエイトテントを探してみようということになりました。

最終的に,2人用でありながら 1.23 kg という超軽量の「NEMO TANI 2P」を購入しました。これに専用のフットプリント (テントの下に敷くグランドシート) もあわせて購入しました。あと,付属のペグは最低限必要な5本なので,それに7本足してガッチリ固定したいと思います。なのでガイロープも別途購入しました。

テント本体・フライとポール。ナルゲン1Lのボトルと比較するとそのコンパクトさがわかります。

http://www.iwatani-primus.co.jp/

あらかじめ,テント本体とフットプリントをつないでおいたほうがいいかも。

四隅のポール差込口に装着。

あとはテント本体のフックをポールにかけて,フライをかぶせれば完了です。一人でも数分で組みたてられます。

コンプレッション式のスタッフサックに組み立て方が書いてあります。
あらかじめフットプリントとテント本体をジョイントしておいたほうが,現地での設営がラクです。テントを収納するスタッフバッグはコンプレッション式で,フットプリントを付けたままで収納が可能です。このへんも親切な作りとなっております。

設営場所についたらフットプリントと本体をばっと広げて,本体4隅についているプラスチック製のポール差込口にポールを入れ,この自立したポールにテントについているフックを引っ掛けるだけで設営が完了します。たったのこれだけです。
ものによっては,ポールをテントにセットするときに,すごく力が必要なものもあるのですが,NEMO TANI 2P は女性でも簡単に設営することが可能です。

僕が2人用テントを購入する上で注意したのは,

1. 重さが2キロ以下であること
2. ポールの通しなど設営がラクであること  
3. ポールがカーボン製でないこと

です。軽量化のためにカーボン製のポールを採用しているメーカーもありますが,縦にピシっと割れたという記事を読むことがあります。一方,NEMOのほうは,DAC社製のなかでも接合部強度が高いアルミ素材を使用しています。また,このテントも2代目ということで,改良が加え続けられております。

唯一,僕が気にしたのは,ポールを装着する部分の受け手です。この部分はプラスチック製なので,その強度に不安がありました。しかし,粘着質的にWebで検索したのですが,この部分のトラブル報告もありませんでした。

総合的な評価で,NEMO TANI 2Pにしました。まだ山行にいっておりませんが,使用レポートなどは改めて報告いたします。

いやしかし,今のテントは本当に軽いです。山の備品はお金をかけることで軽くなっていくので,財布にはやさしくはないですね。。。

つい最近,テントを Zerogram El Chalten 1.5P に変えました。コチラでレビューを書いてますので,よかったらどうぞ。