2015-08-01

スリーシーズンのテントはこれだ: NEMO TANI 2P

二十代の終わりから,ノースフェイスのVE-23というテントを使用してきました。大人が3人ラクに寝られるようなテントで,まだまだ現役です。今年の夏もVE-23で山に行こうと思っておりましたが,ポールの長さが80 cmぐらいあって,ザックからはみ出してしまうのが難点でした。また,重さも4 キロ弱。。。もう50を越えたので,山に苦行を求めなくてもいいかな? と思うようになりました。

そこで,現在の主流でもあるライトウエイトテントを探してみようということになりました。

最終的に,2人用でありながら 1.23 kg という超軽量の「NEMO TANI 2P」を購入しました。これに専用のフットプリント (テントの下に敷くグランドシート) もあわせて購入しました。あと,付属のペグは最低限必要な5本なので,それに7本足してガッチリ固定したいと思います。なのでガイロープも別途購入しました。

テント本体・フライとポール。ナルゲン1Lのボトルと比較するとそのコンパクトさがわかります。

http://www.iwatani-primus.co.jp/

あらかじめ,テント本体とフットプリントをつないでおいたほうがいいかも。

四隅のポール差込口に装着。

あとはテント本体のフックをポールにかけて,フライをかぶせれば完了です。一人でも数分で組みたてられます。

コンプレッション式のスタッフサックに組み立て方が書いてあります。
あらかじめフットプリントとテント本体をジョイントしておいたほうが,現地での設営がラクです。テントを収納するスタッフバッグはコンプレッション式で,フットプリントを付けたままで収納が可能です。このへんも親切な作りとなっております。

設営場所についたらフットプリントと本体をばっと広げて,本体4隅についているプラスチック製のポール差込口にポールを入れ,この自立したポールにテントについているフックを引っ掛けるだけで設営が完了します。たったのこれだけです。
ものによっては,ポールをテントにセットするときに,すごく力が必要なものもあるのですが,NEMO TANI 2P は女性でも簡単に設営することが可能です。

僕が2人用テントを購入する上で注意したのは,

1. 重さが2キロ以下であること
2. ポールの通しなど設営がラクであること  
3. ポールがカーボン製でないこと

です。軽量化のためにカーボン製のポールを採用しているメーカーもありますが,縦にピシっと割れたという記事を読むことがあります。一方,NEMOのほうは,DAC社製のなかでも接合部強度が高いアルミ素材を使用しています。また,このテントも2代目ということで,改良が加え続けられております。

唯一,僕が気にしたのは,ポールを装着する部分の受け手です。この部分はプラスチック製なので,その強度に不安がありました。しかし,粘着質的にWebで検索したのですが,この部分のトラブル報告もありませんでした。

総合的な評価で,NEMO TANI 2Pにしました。まだ山行にいっておりませんが,使用レポートなどは改めて報告いたします。

いやしかし,今のテントは本当に軽いです。山の備品はお金をかけることで軽くなっていくので,財布にはやさしくはないですね。。。

つい最近,テントを Zerogram El Chalten 1.5P に変えました。コチラでレビューを書いてますので,よかったらどうぞ。