2009-07-12

RAID1, QIAcube, KRAZY BEE




ラボのバックアップ用のドライブが壊れた。しかも壊れたことに気がつかずに,1週間ぐらい放置。コンピューター本体とバックアップ用ハードディスクが同時に壊れることは,まずないが,数日前に撮った蛍光顕微鏡画像をうっかりミスで消してしまったなんてことがあれば,バックアップ用のハードディスクからタイムマシーンというソフトによって回収が可能だ。外部ハードディスクが破損していた1週間は,過去に戻れない空白の期間となった。そこで,もう少し安全にバックアップしたいと思い,RAID1対応(ミラーリング対応)のネットワークディスク,ラシー社製の青目のやつを購入した。ネットワーク上からの設定で,比較的簡単にセットアップが終わった。ハードディスク構成は2台で,万が一壊れてもカートリッジタイプのハードディスクをガコンと抜いて交換が可能。2台のハードディスクが同時に壊れる可能性は,たぶん,俺がエメリヤーエンコ・ヒョードルに総合格闘で勝てるぐらいの確率だと思う。万が一壊れた場合も,メールでお知らせ,あるいは,青目が激しく充血するので,わかりやすい。ということで当分はこのシステムで安心かな。

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先週,ついにQIAcubeを購入した。俺的にはもう20年以上もプラスミドをとり続けている。もういい加減にプラスミド取りからは卒業したかった。セシウムで遠心かけて,注射器でプラスミドのバンドを取ってな,そんでもって使用後の高価なセシウムは炉で焼いて回収するんだぜ,なんて言っても面白みのない話だ。昔自慢しても,年寄り臭いと言われるだけ。だいぶ前に,Maxam-Gilbert法から卒業したように,これからはこのマシンに頑張ってもらおう。

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昨日の土曜日は,KRAZY BEEにて娘のキッズレスリングのつきあい&自主練習。前回,ブラジリアン柔術&グラップリングの試合にでてからは,ちょっとだけ進化したように感じる。試合では力が入りすぎてしまい,3分のグラップリングの試合でもヘトヘトになってしまった。試合での緊張感を経験すると,練習での力の出し方を,よりリラックスした状態でコントロールすることができて客観的に戦えるようになったと思う。試合の緊張感は,実際に試合に出てみなければ解らない。小さな大会でもいいから,もう少し試合に出ようと思った。
娘のほうはキッズレスリングの全国大会に出る予定。以前,ジムにずらーっと並んでいるトロフィーを欲しいと言って,山本先生に「試合に勝てば貰えるよ」と言われ,ま,子供らしい動機で試合にでることになった。弱いけど,最近はちょっとだけ「負け」が悔しく思えるようになって,泣きながら相手に向かっていくすがたがちょっとだけ可愛い。親としては,ぐっとこらえて
「涙をふくヒマがあったら,タックルにいけ!」
と言わなければならないですが。。。

最後は,リング上で仲間とスパーリング。娘はリングのロープに猿のようにからみついて,ゆらしながら声援をおくってくれる。20分フルに戦って3本取られ,こっちは一度もタップアウトを取れなかったけれど,子供は親の背中を見て育ちます!

写真:
上段: ラシー社の青い目のネットワークドライブ
中断: プラスミド抽出ロボット,QIAcube。俺をこえていけ!
下段: ジムでのワンショット。お世話になっているスパーリング相手のKさん。