先日のブラジリアン柔術,ヒクソン杯は惨敗でした。惨敗というよりは完全な準備不足でした。初戦敗退です。敗因は試合開始早々,右足をつってしまったことです。
これまでの試合では会場にいくとすぐ計量があって,クリアすればOKでした。しかし今回の大会では,試合直前に計量がある方式でした。私は会場に入ったら計量がすぐあると思って,4キロほど走って汗を流してしまったのです。普段ならこのあと計量を行い,試合がはじまるまで水分補給を充分にして備えるのですが,今回は「試合直前の計量」が気になって水分補給がままなりませんでした。このスタイルは今後主流になるのかもしれませんが,完全に調子が狂いました。
やや水分が足りない感じで試合会場に入ったときには,ふくらはぎに違和感がありました。急いで水分を補給しても時すでに遅し。さて試合です。私は引き込んで相手の胴をはさみクローズドガードの状態にもちこみましたが,突然,右足がつってしまいました。私のガードが緩んだので,相手はパスガードを敢行し,あっけなくパスされてしまいました。私の方は激痛に耐えながら,右足が回復するまで時間を稼ぎます。中盤で三角締めの体勢に入りますが,足が痛くて極まりませんでした。僕の方が弱ったから負けたのですが,ちょっと悔しいです。
試合でしか感じることができない緊張感,恐怖感があります。緊張感と恐怖感をどのように手なずけていくのか,この競技が好きな理由です。次回からはもう少し体重を落としてから試合に臨みたいと思います。現在の体重は,終わった後,ビールを飲み過ぎたので62キロぐらいです。計量で無用なストレスを感じないためにも60キロを維持したいと思います。
また,はじめからです。