2013-06-23

大学院中間報告会

先週の木曜日に,大学院の中間報告会がありました。 僕が所属している大学院では,毎年この季節に大学院生 (修士2年) の中間発表会があります。この時期に,自分のデータを見つめなおしてもらって,また,プレゼンすることで,何が足りないのか? 何を優先事項でやるべきなのか? 目標意識を明確にしてもらうために,はじまりました。

うちのラボからは,西村君が発表しました。月曜のラボ内で開催されたプレ中間発表会では,ブラッシュアップすべきところが,たくさんありました。木曜日までに,どれだけ完璧になるのか,こちらも不安でした。まあしかし初めての口頭発表ですし,原稿をみないで時間内に終わらせることが目標だと思っておりました。

大学院の発表は,僕も嫌いなパワポでの発表が,基本です。基本というか,パワポ以外でプレゼンした学生はいませんでした。なので発表当日(あるいは前日?),彼がPreziで発表するらしいと,スタッフから聞かされた時には,「こんな間際になって,よくわからないプレゼンソフトで発表して失敗したら,教育的指導もやむを得ない」と思っていました。

さてさて発表当日。いよいよ彼の番です。ソフトの立ち上げで少しモタモタしましたが,月曜日にパワポで発表した内容よりも,大分わかりやすくなっていました。先生の一人から「ちょっと目が回る」とご指摘を受けましたが,このへんはPrezi自体のクセでもあり,賛否が分かれるところかも知れません。

僕的にはプレゼンソフト云々よりも,学府で誰も使わなかったソフトで,失敗を恐れずに,挑んだ彼の姿勢を買いたいと思いました。もちろん間際で変えて失敗したら,彼の評価も異なっていましたが,ともかくも,最初の口頭発表は合格点です。ご苦労様でした。

学会発表では,あれは学生か,こっちは職員か,などと判断して質問してくれないので,プレゼンの質に関しては,五月蝿く指導しています。また良いプレゼンは,次のステップの架け橋になるので,常に真剣勝負で,発表して欲しいですね。

ともかくも,プレゼンは練習あるのみです。