2013-05-26

精神的ストレスを肉体的ストレスに置き換える:発散法

一ヶ月前に痛めた膝も,ほぼ,回復しつつあります。

怪我をしたとき,故障している部分以外は,飛躍的なバージョンアップをはかろうと,いつもきめています。基本,ポジティブ思考なのだと思います。

スパーリングができなかったので,上半身のエクササイズを久々におこないました。もっとも,週に2-3回で,時間も15分ぐらいです。インターバルをあまりとらないで負荷をかけて追い込むので,結構ハードです。走りこみもできなかったので,間隔をせばめて追い込むことで,心肺機能向上も考慮にいれました。どれだけ上半身が鍛えられたかわかりませんが,怪我をなくすためにも,継続していこうと思います。

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僕の場合,くたくたになるまでスパーリングすることで,ストレスを発散しています。しかし膝が悪かったので,自宅でできるストレス発散法を開発する必要がありました。

そこで開発されたのが「お風呂を真っ暗にして入る」という方法です。落ち着くのですが効果は今ひとつです。

最後の秘密兵器は,潜水です。潜水は手っ取り早いストレス発散に,よいと思います。また,僕はブラジリアン柔術の絞め技に対抗するために,潜水を取り入れています。

潜水のコツは,呼吸に集中し,何も考えない,

ことなのです。禅的なメソッドと似通っているのではないでしょうか。一方,絞め技の対抗法では,水中で絞め技をかけられている自分をリアルに想像するのです。あっという間に苦しくなります。そこで心を落ちつけることで,脳内で消費される酸素量を少なくしていくのです。実戦では,絞め技が極まる短いあいだに何とかエスケープできれば,しめたものです。

閑話休題。結局のところ,脳でいろいろなことを考えると,潜水タイムを伸ばすことができないのです。それで,極力,何も考えないことに集中するのです。1分半ごろから,呼吸が苦しくなります。苦しくなって,がばっと風呂から顔をあげると,肺内に一気に空気が流れこみ,安堵感がばーっと広がります。こういった苦行を3回ほど繰り返すと,「脳みそ」的には,今日もよく頑張った,あの苦しい状況から見事,脱出できた!と満足してしまうのです。一日の眠りにつく前に,お風呂で潜水することで,くだらないことで悩んでいた気持ちは,どこかへ消え去ってしまいます。

一日の精神的ストレスを潜水による物理的ストレスに置き換え,しかし最後は,その苦しさから解放されることで,リラックスできるのです。少なくとも,僕の脳には,このトリックが有効です。もちろん,きちんとした坐禅みたいなものも良いのでしょうが,今の自分には潜水があっています。


良い子は真似しないでね。お風呂での潜水は,自己責任でおねがいします。