あっという間に8月が終わり,来週は,韓日微生物シンポジウムのために,韓国へ出張です。
ということで,シンポジウムのプレゼンファイルをKeynoteで作成しています。英語でのプレゼンは,必ず原稿を用意しています。プレゼンは時間内に終わるのが鉄則ですが,英語でのプレゼンだと,どうしても時間の感覚がずれてしまいます。そのため,原稿で下ごしらえをして本番に望むようにしています。もちろん本番は,原稿なしに進めなければなりませんが。。。
これまで何度かにわけて,Scrivenerで物書きを行う優位性について,このブログで述べてきました。実はScrivenerには,強力なプレビュー機能がついているのです。
僕の場合,原稿を左側のカラムで開いて,右側にKeynoteで作成したファイルを開きます。Scrivenerでは何事もなかったかのように,Keynoteファイルが展開します。↓の画像では最初のタイトルがあらわれていますが,マウスでプルダウンすることで,次のスライドに進めることが可能です。
右側のスライドを送りながら,プレゼンで話すべき内容を,左側のカラムでまとめることが可能です。ワードとKeynoteを同時に開いても同じようになりますが,ワードの醜悪なメニューやポップアップにつきあうことになります。Scrivenerだとすっきりした画面で集中することができるのです。また,Keynoteファイルは,Scrivenerから展開して,プレゼンファイルを訂正することも可能です。
↓に紹介したプレゼンファイルと原稿の画像はドラフト版です。これからじっくり練り直す必要がありますが,このようなプレゼンの資料作りにも,Scrivenerは威力を発揮します。
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以前,フランスでの学会に,呼ばれたことがあります。そのときは文科省の特定領域研究専門委員会も担当していて,準備期間が圧倒的に足りなくて,朦朧となりながらフランスにつきました。フランス人はお昼からワインを飲んでも全然平気なようでした。無碍に断るのも,なんですので,つがれたワインを飲んで時差ボケのなかでの発表となりました。
それからは,僕のなかでのワーストプレゼンとなりました。次に出てくるスライドがまったく思い浮かばずに,頭が真っ白になりました。焦れば焦るほど,しどろもどろになっていきました。こういった経験は一度でたくさんです。まあでも良い経験となり,プレゼンに関して,より慎重になりました。
プレゼン準備もScrivenerが便利ですが,実際のプレゼン内容は,Scrivenerで自動生成できませんので,ああでもないこうでもないと,試行錯誤ちうです。