これまで,独立行政法人科学技術振興機構イノベーション推進本部知識基盤情報部という非常に長い名前の団体が運営するResearchmapという研究者データベースで論文を管理していたのですが,新たにGoogle Scholarをトライしてみました。どちらのサービスも研究者情報を入れるだけで,自動的に論文を取り込む機能があります。チョ~便利です。
Researchmapでの公開はこちら。こちらのサービスは論文だけではなく,研究者情報をくまなく網羅するデータベースです。一方,Google Scholarでの公開はこちら。論文に特化したサービスで,自分の論文がどれぐらい引用されたのかを把握することも可能です。ちなみに僕の場合はPNASにだしたEPECのIII型分泌装置の超微形態学的解析が,これまで222回 引用されています。ありがたいです。僕的には,そんなに重要視されないだろうと思っていた,シャペロンCesTの論文が意外にも引用されていたりして,自分の研究を俯瞰する意味で,Google Scholarは興味深いです。
タイトルには「Google Scholar vs Researchmap」とありますが,実は互いに補完する部分があり,両方をうまく利用して研究者情報を発信していきたいと思いました。ということで,読者の皆さんもいかがでしょうか?
大学独自のデータベースもあるのですが,個人的にはこのようなサービスとうまくリンクさせることで,データベース運用のスリム化を図ったほうが良いのでは! と思っています。