そこで今回は太郎山から虚空蔵山への縦走を敢行しました。雪が深いので藪になやまされることもありません。太郎山は上田市民に愛されている山で,とてもよく整備されております。頂上付近には,大きな鳥居がありました。
ここから太郎山の山門にはいります。 |
太郎山からの眺めです↓。晴れていれば,アルプスがみえるはずでした。
太郎山から1時間半ほどかけて,ようやく虚空蔵山につきました。山頂には誰もいませんでした。
雪が深くストックをついて,膝下までもぐりながら,喘いで登りました。晴れて雪がぱっと輝くときには,心も明るくなります。
虚空蔵山から鳥小屋山に向けて,ポツポツ歩いて行くと,ナンジャモンジャの木がありました。ナンジャモンジャとは何でしょうか。ともかくも天然記念物らしいです。しかし雪で埋もれていて,どれがナンジャモンジャなのか,わかりません。
鳥小屋山付近に佇んでいる,お地蔵様です。お地蔵様も半分ぐらい雪に埋もれていました。
たぶんタヌキのあしあと。寒いのにもかかわらず,細い稜線をつたって食べ物を探しているのでしょう。
稜線からは上田市が一望できます。長野新幹線はこの真下を走っています。僕が登っている間に,何本の新幹線がこの真下を通過したのでしょうか。
今回は5時間ぐらいの山行なので,最低限の食料,キャメルバックと呼ばれる給水装置,ストックで登りました。ストックはこの時期にかかせないです。深い雪のなかを歩いて行くときに,重宝します。
キャメルバックの給水装置は,歩きながら水分をとることができるのですが,登り始めてすぐに凍結してしまいました。当然のなりゆきですが。。。
5時間ぐらいかけて鼠宿と呼ばれる集落に辿り着きました。ついた途端に,体が冷えてきました。近所のベイシアというスパーマーケットに向かいました。
昨年8月にチビと引き返した山塊を,これまで幾度となく眺めてきました。たおやかな山々は,それでも真冬の厳しさをもって,迎えてくれました。登り終えて,やっとこの山を素直な気持ちで眺めることができます。ありがとう。
この季節に縦走される方へ:
稜線部によっては,膝上ぐらいまで雪に埋もれますので,スパッツは必要だと思いました。