私が総会長で,実質的な企画を行いました。既にこのブログで書いているようにトコトン予算を削って,参加費は無料にしようということで,HP作成やプログラム・要旨集も自前で行いました。
今回は若手研究者のモティベーションをあげることができれば,という思いで【若手対象ワークショップ: 細菌学の新たな潮流】を企画しました。この企画には非会員の金 倫基先生(筑波大学大学院人間総合科学研究科)や,大野 博司先生(理化学研究所 免疫・アレルギー科学総合研究センター)にご協力頂きました。一方,関東支部からは池辺 忠義先生,岩瀬 忠行先生,小川 道永先生にご発表頂きました。また,ラボの桑江講師も本ワークショップに加わって頂きました。25分で話して頂くことに躊躇しましたが,全ての先生からご快諾頂きまして,感謝致します。
さらに,特別講演として「獲りにいく研究費戦略!」というタイトルで,嘉糠 洋陸先生(東京慈恵会医科大学 医学部 熱帯医学講座)にお願い致しました。私の期待は見事に,良い意味で裏切られました。獲得のノウハウではなく「研究費獲得戦略を研究生活のどこに置くのか?」という根源的な問いかけから始まり,研究費獲得の申請書類の例として,先生のご研究内容「腸内細菌によるマラリア媒介蚊のコントロール法の開発」を落とし込むという超絶的な手法で講演が展開していきました。プレゼン手法も含めて,若手研究者,学生さんの参考になったと思います。
今回は41演題,100名以上の参加となり,一体感を出せたのではないかと思います。主催者がいかに参加者に貢献できるのか?を追求したつもりです。今回の学会企画を最後に,私自身が学会を企画することは,しばらくはないと思います。だからこの学会で燃え尽きたいと思いました。そして燃え尽きました。
出席頂いた全ての皆様に感謝致します! また,ベストプレゼンテーション賞を受賞された,福松 真君,宮崎 真也君,山本 健太郎君,おめでとうございます! 今後のご研究の発展をお祈り致します。最後に,運営に関わりましたラボの桑江講師,特別研究員の千葉さん,そして博士課程の久留島君,本当にありがとう。