2011-03-06

ボルデテラ研究会

先日,金曜日にボルデテラ研究会を開催しました。

ずっと前に,阪大微研の堀口さんから「ボルデテラ属細菌を扱う研究者を一同に集めて,突っ込んだ集会をしませんか」という提案があって,それなら細菌学会総会のない春(今回の総会は,IUMS 2011との共催で秋に開催)にしましょう!ということになりました。

集まって頂いた方々は総勢十数名で,じっくり話を聞いてディスカッションを行うには最適な規模であったと思います。本研究会ではUp-to-dateな研究内容をお話し頂くために,あえてアブストラクト等は配布せずに秘密保持の契約を交わしました。研究会は僕が思っていたより白熱し,多くのアイディアをシェアすることになりました。これを機に共同研究等に進展するかも知れませんね。

今回は,阪大微研,感染研,宮崎大学,そして北里の大学院感染制御科学府の強者が集まっ
ての集会でありました。その内容は是非とも次回に繋げていきたい内容でした。また,大学院感染制御科学府の学府長の中山先生も出席され,百日咳ワクチンについて熱く語って頂きました。

ボルデテラ属細菌の研究は世界的にみても数グループが行っているのみであります。日本の研究者が力を合わせれば発信力においてもトップに入ることは間違いないでしょう。今回の研究会は日本の発信力を強くする主軸として,機能するようバージョンアップして行きたいですね。