PNEの2009年6月号増刊号は,「感染現象」ー その理解の深化から疾患制御への展望。一方,実験医学の増刊号(Vol.27 No.10)は,感染症ーウイルス・細菌・寄生虫の感染戦略となっています。どちらも良いです!
手前味噌ですが,PNEでは「細菌と宿主の相互作用」のセクションで,私の拙文「細菌の病原因子分泌機構の新展開」が掲載されています。また,実験医学の「病原体と宿主の攻防概論 病原因子と宿主防御機構」のセクションでは「病原細菌による宿主防御機構の撹乱」という項目を担当させて頂きました。昨年の11月から今年の1月にかけて1ヶ月に一報のペースで総説を脱稿しなければならず地獄でした。その甲斐あって自分でも勉強になりました。編集頂きました先生方に改めまして感謝です。
ところで実験医学の「病原細菌による宿主防御機構の撹乱」に掲載した図5の矢印が,ずれておりました! うわああああ。
羊土社の方に連絡を取って,校正時の見落としで大変なことになったのかもと連絡を入れたら,実は印刷にまわす段階でトラブったみたいです。自分のミスでこんなことになったのかとショックでしたが,羊土社のホームページに正誤表がアップされるようです。
ということで時間ができたら,上記2冊をゆっくり読んでみたいと思います。
あ,時間は作らないとないっすね。