2013-02-17

修士課程論文発表会

先週木曜日に,修士課程の論文発表会がありました。学生の皆さんは,就職活動と研究を両立させながらハードな時期を乗り越え,この発表会にこぎ着けました。ご苦労様でした。

発表会では教授・スタッフからの質問が圧倒的に多く,学生さんからの質問はほとんどないのですが,M1の西村君が質問にチャレンジ?してくれたことは嬉しかったです。スタッフ勢揃いのなかで質問するのは勇気がいりますから,頑張ったと思います。

西村君は久留島君のあとを引き継いで,我々がBspRと命名したグローバルな制御因子の研究を行なっております。徐々にデータが蓄積しつつあります。

最近の金曜日の傾向として,自然発生的にハッピーアワーになってしまうことが多いのです。言い換えれば,ざっくばらんに何かに対して,濃密な時を過ごすのです。最初は小藪千豊はいいんじゃないか,という話からはじまって,西村君のテーマに話が変わりました。その流れで,西村君に「どの学会で発表したいの?」と聞くと,「あわじしま感染症・免疫フォーラム」で発表したいという答えが返ってきました(その後,わたみん家にいったので,そんな話だったと思います...)

「英語でのプレゼンだけど大丈夫なの?」と僕がかえすと「英語で発表したいです」と即答され,西村君の秘めた野望を感じましたね。

データが揃えば,あわじしま感染症・免疫フォーラム」が彼のデビュー戦となります。あと,分子生物学会でも発表したいらしいです。発表したいのであれば,どんどん発表すれば良いと思います。ということで,頑張ってデータを出して下さいね。

西村君の答えのなかに,細菌学会が入っていないのは悲しいです。。。もっとも,これは学会側に理由があります。細菌学会の開催時期は年度末なので,(就職する)修士2年生の発表は時期的に無理なのです。せめて開催時期は11-12月ぐらいに前だおしにしてほしいのですね。かつて理事であったときに,開催時期の変更を提言したのですが,時期をずらすという意見には,他の理事は否定的でした。だから12月の分子生物学会で発表するのは,僕もアリだと思います。

話をもとにもどすと,これからの西村君に,期待します!

それと近況報告です。東京都市大学からの卒研生の今村君は,もうすぐ卒業です。今村君もBopNエフェクターの解析で,良い仕事をしてくれました。薬学部からの卒研生の畑間さん,寺嶋君は4月から6年生になるので,あと数ヶ月研究を展開することになります。また新年度からラボに加わるメンバーは,修士課程の前田さん(理学部から),卒研生の山根さん(薬学部から)です。学生さんの指導は,主に桑江講師が行なっております。今,ラボが何とか動いているのは,桑江講師のお陰です。皆に感謝です。

僕のラボは小さいのですが学生さんが来てくれて,実験の楽しさをわかってくれたら嬉しいですね。もちろん,博士課程で研究を突き詰める生き方もありますが,まずは楽しく自分なりの発見をして欲しいと思います。まずは,楽しく!です。


秘めたる野望をもつ西村君