5月31日の「ニュースJAPAN」で,血清型 O104 腸管出血性大腸菌の感染源についてコメントをもとめられました。以下,補足説明です。
キュウリが汚染されたルートについて:
1 一般的に牛が腸管出血性大腸菌の保有動物。可能性の一つとして,O104 腸管出血性大腸菌で汚染された糞尿が近隣の畑に流れ込み,キュウリに付着した可能性。
2 キュウリの輸送過程あるいは店頭に並ぶ際に,鮮度を保つために水が使われ(ドイツの事情は知らないが外国のスーパーではスプリンクラーのような装置で水を野菜に噴霧している),これが汚染していた可能性。
番組では1の可能性のところでカットされましたので,補足説明でした。
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追記: 6月1日の時点で,「キュウリは感染源ではないことが判明した」そうです。感染ルートの解明は,ふりだしに戻りました。