2009-08-04

Scientific Meeting: Microbial Infectious Diseases 1



7月28日−31日の会期で,Brett Finlay博士主催のScientific Meeting: Microbial Infectious Diseases があり,それに出席した。

1999年の3月19日にカナダを離れたので,約10年ぶりのカナダ再訪。帰国当初はカナダに再訪したいとは全然思わなかったが,10年も経つと,やはり懐かしい気分になってしまう。

27日午後7時のエアーカナダで,バンクーバーに向かう。成田空港で出国手続きを済ませ,ゲートに向かう途中で,「あ,なんか見覚えあるなあ」という女性が前を歩いている。いや,しかし彼女はカナダに住んでいる。声をかけようか迷っていたときに,彼女が二人のお子さんに声をかけた。私はその名前を知っていた。後ろから「Nちゃん!」と声をかけると,驚いた感じで後ろを振り返った。やはりNさん本人であった。Nさんのご主人はエドモントンで病原細菌の研究をしている方で,もともとはBrettのラボで同じ釜の飯を食ったポスドクである。実は,このNさんの結婚式のwitness(証人)をしたのが私である。カナダで結婚する場合は証人が必要であるが,大役に抜擢されちょっとだけ嬉しかった。Nさんが日本を訪れ,カナダへ帰国する時にたまたま私と遭遇したのである。この偶然に驚くと同時に,久々の再開に話が弾んだ。地球は広いのに,このようなことがおきるとは。しかし前日,妻と私は「そういえばカナダにいるNちゃん,どうしているかな」と話をしたばかりであった。我々の言霊がとんでいったのか。いや絶対そうだ。

ためしに,明日から私の給料は上がると,つぶやいてみた。

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カナダのバンクーバーにつくと時間が逆行し27日のお昼の12時。日本でセットした各種アラーム(12時-19時)をiPhoneで再度きくことになった。iPhoneといえば海外にそのままもっていって,データローミングをオンにしておくと,かなり熱い思いをするらしい。チキンな私は「機内モードをON」にしたままカナダライフを楽しむことにした。この設定でも,無線LANはオンにできるので,無線LANが設置されているカフェやホテルで,メールの送受信が可能である。

空港でNちゃん一家と別れたあと,私には一大事業があった。それは10年前に日本に持ち帰った小銭を有効利用しようという作業。空港のグローサリーショップで,しかもヒマそうなお店を見つけて,ミネラルウォーターを一本買って,ついでに小銭を全部紙幣に換えてもらう。しかし,変えても20ドルにも行かなかったかな。「あなた,随分古いコインばかりもっているのね」とおばさんに言われ,10年前にカナダを離れ,また戻ってきたといった。

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20ドルではこころもとないので,レートの悪い空港では最低限のお金だけを換金し,バスでダウンタウンに向かった。ホテルならなんとかなるさと思っていたが,全然ならなくて,結局,知り合いのSさんにパンパシフィック・バンクーバーをかなりリーズナブルな値段で予約して頂いた。つい最近,天皇・皇后両陛下もご宿泊されたホテルであり,部屋が広い!と思った。あすから海峡越えがあるので,ここでゆっくりして時差ボケを治さなければ。。。 続く!