2014-10-22

Yosemite

ようやく科研費申請書の作成が終わりました。6000は,6,000と記述しなければならなかったり,細かなところを含めて神経を使います。

電子申請も無事に終わり,ほっとしたついでに,Mac OSXをYosemiteにアップグレードしました。イラストレーター CS5 に若干の不具合(文字を入れるとメニューバーが見えなくなる)が見られますが,その他のソフトは今のところ順調に動いています。遅くなるということもなく,全体的にキビキビしていると思います。

今回のアップルの発表で,少しだけがっかりしたのは,Mac mini のバージョンアップが今ひとつだったことです。CPUもデュアルコアどまりで,期待していた4K出力対応はなりませんでした。現在,使用しているMac mini は,2.6 GHz クアッドコア Intel Core i7,16 GB SDRAM,2 x 256 GB SSDと,フルチューンしてますので,しばらくこれでいきたいと思います。

あまりに Mac mini が進化してしまうと,Mac Pro が売れなくなるので,ある程度の差別化が必要なのでしょうね。

現在,初代 iPad mini を所有していますが,今回,iPad mini 3 がリリースされても「これは欲しい!」と思いませんでした。それぐらい初代 iPad mini で満足しています。Kindleなみの 200 g ぐらいになったら食指が動きますが,,,

ということで,今回のアップルの発表は,ハード的には今ひとつでした。iMacのディスプレイも新しくなりましたが,解像度よりもディスプレイの映り込みを何とかしてほしいです。ディスプレイの高さ調節ができない点もマイナスポイントです。なので,しばらくはMac miniと,ナナオのディスプレイでいきたいと思います。そういえば,ナナオもついに4Kディスプレイを出してきましたね。このへんの環境については,しばらく様子見としましょう。。。

これまで,コンピュータの体感速度が2倍ぐらいになったら買い替えていましたが,今のMac miniの速度で,ほぼ満足しています。iPad miniの速度も遅いと感じることはありません。このへんがコンピュータを売る難しさだと思います。既存の製品に顧客が満足していれば,買い替えも鈍ります。僕は,アップルの製品に満足しています。強いてあげれば,いまの製品のデザインには,少し飽きてきたというのが本音です。

なので,iWatchの登場は,いまから楽しみにしています。


2014-10-05

格好いい

「撃っていいのは撃たれる覚悟のある奴だけだ」

 僕は大学時代にハードボイルド小説にのめりこんだことがあります。男なら誰でも,強くて格好いいものに憧れるはずです。今でも「格好いい」が,行動の規範だと思っています。そこで,僕が影響を受けたものを,あげてみました。

【イボン・ショイナード】
 僕が学生の頃,イヴォン・ショイナードという人が創ったパタゴニアが,フリースジャケットを開発しました。当時,冬山でセーターが濡れたらかなり厳しかったのですが,フリースジャケットは違いました。「濡れてもそんなに冷たく感じないし,すぐ乾く!」に,とても衝撃をうけました。
 それ以来,僕は,何処へ行くのにでもフリースジャケットでした。当時,フリースを着ている大学生はいなかったから,笑われました。羊みたいだと。。。パタゴニアのジャケットは新大久保の石井スポーツでしか扱ってなかったし,素材的にとてもマイナーな存在でした。
 なので,「格好いいという基準」は,自分だけが満足すれば良いのだ! ということで納得するようにしています。

山行の準備は楽しいですね。冬だとフリースが必需品です。

【Apple】
 就職すると,当然,コンピュータを使うようになりました。当時は,Macがまだ市民権を得ていない時代でした。ウインドウズマシンは公費で買えたのですが,Macはダメでした。
 まあしかし,ダサいマシンは嫌いだということで,独身時代の給料のほとんどを,LC, IIcx, クアドラ,その後に続くベージュ色(このへんの機種は,ウインドウズマシン並にブサイクでした),,,に費やされました。
 LCを買った時には,ちょうど博士論文を提出しなければならない時期で,しかし,Macの使い方はまったくわからない,そんな状況でした。大学の有機合成系の人間は,ケミドローというソフトを使っていたので,聞きまくりました。
 1日,16時間ぐらいMacと格闘しました。文字化けしたコンソールが夢のなかにも現れて,これはヤバイと思いました。しかし,あの当時,「僕は何としても今は死ねない。Macを使いこなせるまでは死ねない」と,純粋に考えていたのです。色々なコマンドを覚えていくことに,狂喜があったのです。
 IIcxに内蔵したハードディスク30GBの値段で,MacProが買えるのですから,良い時代になりました。秋葉原のパーツ屋さんで,メモリ5GBを5万4000円で買ったときの興奮は,今でも忘れられません。

モニターの後ろに隠れて,Mac miniが見えません。。。それぐらい小さくなりました。

【ブラジリアン柔術】
 この格闘技に出会ってから,もう10年になります。僕はCarpe Diemという道場で練習しています。道場でインストラクターをされている青柳さんのブログにも,僕が通っている道場の紹介があります。

 実はブラジリアン柔術が最高に楽しいと思えるようになってきたのは,つい最近です。青帯になったときに,白帯には負けられないと思うようになりました。そして,紫帯になったときに,少し憂鬱な感じがしました。それは,もっと強くなければならないという気持ちです。しかし,紫帯になって2試合連続で負けたときに,色々考えることがあり,スパーリングを思い切り楽しもうと思うようになりました。フルパワーでおこなっていたスパーリングをあらため,リラックスしたなかで行うようになりました。

 スパーリングで負けることで,自分の欠点を相手に尋ねて,弱点を補強していくことができます。負けるところから,練習がはじまる感じがします。このように思考を変えたことで,日々の練習が本当に楽しくなりました。

 おとなしい感じのサラリーマンがバリバリに強かったりして,意外性を感じるのも道場です。あと,皆さんが強烈にオシャレです。道場に通うようになってからネペンテスというお店を知りました。

Carpe Diem 広尾の練習風景。広いです。

【格好いいのまとめ】
 結局,格好いいというのは,自分のスタイルを貫き通すということだと思います。
 また,こうあったら自分は気持ちよく楽に生きていける,というライフスタイルでしょうか?
 僕は研究者という生き方も,相当,格好いいと思っています。道の最端に立っているという自負があります。たとえ小さな発見でも,それを紡いでいくことで,日々のワクワク感があります。

 外は雨が降っていますが,論文執筆には最高の日和です。
 


2014-10-02

Anker USB 3.0 対応 9 ポートハブ + Mini USB DAC

最近,USBポートの電源が不安定なせいか,USBに接続した機器が安定しませんでした。

そこで,久々に電源を供給してくれるUSBハブを購入しました。僕が購入したのは,ANKERのUSB3.0 対応 9 ポートハブです↓ 

このメーカーの製品は定評がありますね。パッケージデザインとかも好感がもてます。

面白いのは,USBハブとして機能するだけではなく,充電ポート (2.1Aのハイパワー)を備えていることです(一番左側のポート)。これに万能?ケーブルをさしています。一本のケーブルで,ほとんどの機器のコネクタに対応しています。

ちなみに,左側に見える小さな箱は Mini USB DAC です。僕は音に神経質なほうではありません。しかし,メインマシンである Mac mini のイヤホンジャンクに,いちいちヘッドホンをさすのが面倒で,この製品を購入しました。

ちなみにソニーのオープンエア型ヘッドホンMDR-MA900を使用しています。旧機種のほうが圧倒的にかけ心地が良かったです。何事も,すべて良い方向には進化しないものです。

閑話休題。USBハブはどこのメーカーでも同じだと思っていたのですが,電源の供給ポートがあったり,各USBポートの状況をLEDで表示してくれたりと,よく考えられたデザインだと思いました。周辺機器のちょっとしたアップグレードで,使い勝手も変わってきますね。

コンピュータまわりも整理できたので,あとは論文作りに励みたいと思います。

ANKERのUSB 3.0 9ポートハブ + Mini USB DAC

ハブの説明書です

2014-09-30

第13回あわじしま感染症・免疫フォーラム in 奈良

久々の出張でした。

京都府立大学大学院で講義をおこないました。食環境安全性学ということで,どのように細菌学の講義を並べていいのか戸惑いましたが,オートファジーと殺菌排除にフォーカスをあてて,新たな自然免疫のシステムについて説明するとともに,実はこのオートファジーは,長寿とかガンの進展とかにも関係しているのです。なので,このへんの領域は機能性食品などにも応用可能かもよ,という話で何とか折り合いをつけました。。。学生さん,寝ないで聞いていてくれたので,ホッとしました。

講義の後は,THE SODOH HIGASHIYAMA KYOTO に移動しました。古民家を改築としたレストランでフレンチ料理を楽しみました。岡先生,南山先生,ありがとうございました。

THE SODOH HIGASHIYAMA KYOTO
レストランをあとにして近鉄で奈良へ移動。

夜の11時頃,ありきたりのビジネスホテルにチェックインし,翌日,ありきたりの朝食をホテルですませてから,奈良県新公会堂へ向かいました。

この新公会堂で,第13回あわじしま感染症・免疫フォーラムが開催されるのです。今回は,はじめて淡路島を離れての開催でした。東大寺や春日大社の近くにあり,昼食後に散歩するのには,最適なロケーションでした。

奈良県新公会堂

プレゼンテーションは能楽堂でおこなう趣向です。演者は,外国人のスピーカーを含めて,靴を脱いでの登壇となります。新鮮でした。


修学旅行のときに拝観した東大寺も,まったく記憶になくて,唯一,柱の穴をくぐっている子どもたちを見て,もしかすると来たかもしれないと思いまいした。

東大寺
この学会では,僕の恩師であるフィンレイ先生に久々に再会しました。1995年から1999年の4年間,彼のラボに留学し僕の進むべき道が決まりました。非常にバイタリティーあふれる先生で,いまでもそれを強く感じることができました。

もし,ラボをもつのなら,彼のように明るく前向きな姿勢で,運営していこうと思いました。約20年ぶりに日本で再会できたことに感謝です。

恩師との再会
 奈良といえば鹿ですね。こんなに鹿がいたのかと感動しました。まだ子鹿でしょうか。鹿せんべいをもっていないときは,非常に可愛いです。

奈良といえば鹿です
話を元に戻すと,このフォーラムは,細菌,ウイルス,寄生虫などの病原体が起こす感染現象について徹底的に議論するとともに,それを宿主側の免疫応答も含めて話し合おうではないか,というスタンスのもとで開催されております。

本学会は,大阪大学微生物病研究所と東京大学医科学研究所が主導的に動いてきましたが,これからは,京都大学ウイルス研究所,長崎大学熱帯医学研究所,北海道大学人獣共通感染症リサーチセンター,大阪大学免疫学フロンティア研究センター,感染症国際研究センターなども参画して,さらにフォーラムを活性化させるそうです。楽しみですね。

病原体の感染現象,それを排除しようとする宿主側の機構,,,これらを1つのフォーラムで俯瞰するような学会はありません。とてもアグレッシブなフォーラムです。

その一方で,他領域の先生方が話されるプレゼンに,ついていけない部分がありました。多くの先生方は,自分たちが所属する学会でおこなうプレゼンと同じかたちで発表していたと思います。もう少しイントロに時間をかけて,研究のフォーカスとなる部分について,じっくりと説明してほしかった。たくさんのスライドを,これでもかと飛ばすことが,プレゼンではないはずです。

「大切なのは知識の深さによって相手を感心させることではなく,これから先もずっと役に立つような何かを伝えることなのだ」  ガー・レイノルズ

あわじフォーラムはこれからも発展していくと思いますが,各領域がさらに密接に連携するためには,オーガナイザーのほうできちんとした共通言語のフォーマットが必要かと思いました(これについてはフォーラムのアンケートにもお願いしてあります)。


たくさんの刺激を頂いたあとは,近鉄奈良から京都へ向かいました。品川駅から山手線に乗り換え,田町駅で下車しました。陸橋から見える車の流れを眺めて,ようやくホームタウンに着いた安堵感を味わいました。

今回のフォーラムでは,フィンレイ先生のほかに,オーストラリアから来たベンさん,エリザベス(EPEC研究をしている)にも久々の再会でした。インターネットが発達しても,人とあうことが重要だったりしますね。

多くの出会いに感謝。

2014-08-24

空気の密度

8月ももう終わりに近づいていますね。

今日は家族と一緒に散歩に出かけました。天現寺の近くでランチを楽しんだあと,広尾に新しくできたCarpe Diemに顔を出しました。

広尾道場で,基礎練とスパーリングをしばらく眺めました。エレベーターで外に出てみると,まわりの空気が薄まったように感じました。道場の空気が自分にとって,とても濃密であることを,あらためて実感しました。

自分にとって空気が濃密に感じる場所は,道場であったり,大自然であったり,学会会場であったり,今こうしてブログを書いているラボであったりします。

空気が希薄になると思考が麻痺していくように,空気感の濃厚な場所は,生きていくために大切だと思います。

歳を重ねるにつれて,こういった場所が増えていくといいですね。

Carpe Diem Hiroo
アイルランドへのフライト:国際学会
視界がきかない冬山
淡水湖でのシュノーケリング:パラオ
時差ボケのなかでの危険な赤ワイン:パリ
波が荒れている海岸までのアプローチ:沖縄
水上飛行機の格納庫に使われた洞窟:パラオ
黒部水平歩道
バンクーバー周辺の島々

馬上少年過ぐ



2014-08-14

すべての山を登れ:安達太良山

先日,夏期休暇で福島の実家に戻りました。

福島に向かう新幹線のなかで,天候をチェックしてみると,登山を予定していた翌日は,台風の影響で大雨との予報でした。そこで,実家についてすぐに山に登る準備をして,安達太良山に向かいました。

実家から1時間半ほどで安達太良山の麓に到着して,ロープウエイ発着所で片道キップを買いました。出発するのがあまりに遅いので,ゴンドラ係の方に「今日は(くろがね小屋で)宿泊ですか?」と質問されました。天候は曇り空ですが,風はありませんでした。

ゴンドラを降りて,14:00きっかりにロープウェイ駅を出発して1時間で安達太良山の頂上に到達したので,かなり急いだことになります。まあしかし,普段なら14:00には下山している時刻です。

山頂からの風景を眺めようとしましたが,濃いガスが出ていて,ほとんど何も見えませんでした。山頂で少し休んだ後,くろがね小屋に向かうことにしました。頂上をすこし下った稜線のところで,突然,雷の音がしました。今日は気温も低いし雷は起きないはずだと安心していましたが,濃いガスのなかで雷の音を聞いたときに,心臓の鼓動が猛烈に速くなりました。

山頂付近にて。濃いガスのなかで撮影


FieldAccessを起動し,視界がまったくきかない濃い霧のなかで,くろがね小屋に下るルートを探しました。矢箸森と鉄山を結ぶ稜線を降りると,一気にくろがね小屋なのですが,有毒ガスが出ているので現在は通行禁止となっています。なので,矢箸森手前の分岐点を,確実に探す必要がありました。背中で飛び跳ねるパックを無視して,FieldAccessがGPSで指している分岐点に辿り着き,転がるように稜線から離れました。幸運にも,雷は散発的で近くにも落ちませんでした。まあしかし念のため,一気にくろがね小屋まで走り抜けました。

くろがね小屋がみえた時には,なんとか助かったと思いました。山小屋の管理人さんに入浴料を払って温泉に入ろうとしました。しかし,タオルがないことに気づきました。

くろがね小屋

管理人さんに「タオルは販売してませんか?」と尋ねると,
「何だい 温泉小屋に来たのに,タオルを持ってこなかったの?」と返事が返ってきました。
僕がすみませんと謝ると,炊事場の棚をゴソゴソと探してくれて,タオルを借りることができました。次回は是非,泊まりにこようと思いました。

乳白色の温泉です

帰りの山道は,出発前にセブンイレブンで買った無糖コーヒーを飲みながら,山の麓までゆっくり下山しました。今回も,安達太良山は最高でした。

麓の駐車場にて

高校のときに冬の安達太良山に行って,吹雪にあい遭難しそうになりました。突風にあおられながらも,何とか足跡を探しながら,下山したのを覚えています。今回はGPSのお陰で冷静にエスケープルートを探すことができました。濃霧でパニックを起こすと,稜線がなだらかな場合は,ルートを見失うことがありますから要注意ですね。

黒部下ノ廊下も良かったのですが,慣れ親しんだ安達太良山も格別でした。


また,くろがね小屋では日帰りの入浴もありますので,是非,どうぞ。



2014-08-11

過去の山行記録: 201408 黒部峡谷の水平歩道を歩く

2014年8月の山行記録となります。

黒部の水平歩道から下ノ廊下へと続く回廊は,年間を通して一ヶ月ぐらいしかあいておりません。

阿曽原温泉小屋のHPでルート状況を知ることができます。昨年,全区間を歩いたのですが,11月ということもあり誰にもあいませんでした。下記の記録は,そのための下見ということになります。