2007-12-16

この歳になると。。。

この歳になると,卒業生を交えた会合とかが増えてきます。そうなると卒業生とかで微生物関連のネットワークを組みましょうみたいな話があるわけです。そういう話になると,下っ端の私が世話人になれとかいわれる訳なのです。まあでも俺の性格としては,群れたくはないのですよね。卒業生同士で群れあっても意味がないと思うのです。それにそんなヒマがあったらジムに行って強くなりたいですね。 

しかし,卒業生同士でオヤジバトルやりましょうとかは,話は別。

「あのー,皆,社会人なんで,打撃はなしで」

なんていう話があれば,

「しょうがないなあ。やってやるか」となりますが,

群れる題材として「微生物関連」はつまらないので,やる気がしないのです。微生物関連なら「細菌学会」「ウイルス学会」等がありますし,そういったなかで卒業生が個々に強くなっていけば良いのです。卒業生のイベントよりも,細菌学会にフォーカスを当てたいですね。それに北里大学では卒後教育,生涯教育が充実しているので,そういったところを有効活用すべきでしょう。

2007-12-14

渋谷のスクランブル交差点

「渋谷のスクランブル交差点を見たい」という外国の方に,いままで数人あっています。
外国版,地球の歩き方みたいな本に載っているのか?


あの交差点,四方からヒトが入り乱れ,ちょうど真ん中付近で
合戦状態になりますが,我々日本人としては普通にすり抜けています。ほぼ無意識に。。。ところが外国人には,あのような交差点で暴動や喧嘩が起きないことが不思議であるらしい。

何故ぶつからな
いのか,アメージングだ。といわれても答えられません。。。電車のなかで眠っているヒトが多すぎるとか,満員電車がすごいとか,まあ普通の生活が彼らには貴重な体験になったりします。本日も普通のジョロウグモを見て,「これはすごいぞ。これは毒を出すのか?」とデジカメに撮っている方を発見。

「日本で色々な発見をしている外国のヒトを発見す
る」というこちらの楽しみもあります。

後記: 「日本なのに何故パン屋が多いの?」という質問も多いですね。

BMB2007

今回のBMB2007は,ワークショップのオーガナイズのみの参加でした。堀口先生と一緒に企画した小さなワークショップは,お立ち見がでるほど盛況でした。来て頂いた方々には本当に感謝したいと思います。しかし,堀口先生,細菌学会でもシンポジウム企画等で走り回っていますから,すごいバイタリティーだと思います。

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本日は,妻の仕事の都合で,娘を幼稚園からピックアップできないという状況に。。。ということで覚悟を決めて娘と学会に参加しました。緑色がばい菌なの? いっぱい増えているけど,やっつけたの?と娘なりに理解しようとしていました。シンポジウムが終わったあとは,大好きなアグニータと食事をして娘は満足でした。食後はエフェクターのターゲットである宿主側因子の同定に役立ちそうなポスターを見に行きました。ポスターと併設して展示会場があったので,娘は学会よりもこっちのほうがお気に入りでした。おまけに娘のチョコボール,「銀のエンゼル」がでていました。私は銀のエンゼル,今までに3回ぐらい出ていますが46年たっても,おもちゃの缶詰に行き着けません。おまけにすぐになくしてしまいます。銀のエンゼルで,おもちゃの缶詰もらった方は,本当にすごいと思います。話をポスターに戻します。端から見るとかすんで見えるぐらいで,映画「マトリックス」で武器のキャビネットがざーっとならぶシーンがありましたがあんな感じ。圧巻でした。

将来はiPODにプログラムと要旨集を入れてほしいっす。膨大な要旨集も,いずれはトイレットペーパーっしょ。それこそ科研費を使って知的資源の有効活用を行ってほしいっすね。久々に hugeな学会にでて思ったのは,知の利用という観点からは,小さな学会がたんにふくれあがったにすぎないという印象です。本当にマジな連中が,学会企画したら,今の学会運営会社は,ばんばん潰れるだろうなあと思いました。環境保護という立場からも,そろそろ紙媒体をなんとかしてほしい。ていうか小さすぎて字が見えない。まあ,それでこの学会は,若さを保っているのかもしれません(笑)。Old soldiers never die; they just fade away. 眼鏡の出し入れが激しい一日であった。

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明日は午後から,学内シンポジウムの世話人です。色々な学会,会議,締め切りが重なってしまうけど,
ラボのみんな,俺にはかまわず,先に行ってくれ。

2007-12-09

じわじわとくる12月

ご無沙汰しております。
10月の科研費関連の仕事が終わったと思ったら,11月ぐらいから,また忙しくなってきました。来週からBMB2007が始まります。先日のブログでも紹介しましたが,阪大の堀口先生とワークショップを企画しましたので,ご興味がある方は是非とも参加してください。また,今回はシンポジウムの演者にカロリンスカ研究所のアグニータも呼ばれています。ということで昨日は世界の細菌学者が集まる芝松という「ちゃんこ鍋」兼「焼き鳥屋さん」で食事をしました。アグニータ,お店の方から頂いたおすもうさんカレンダー,苦笑って感じでした。まあ,相撲に親しみの無い外国人から見たら,ちょっと異様な感じがします。留学時代に知り合ったポスドクは南はメキシコ,北はアグニータのスエーデンと世界に散らばっていますが,そういったポスドクたちが自分のラボをもって,すごいデータを日本で話すというのは嬉しいことです。アグニータは細菌学者なのにニューロサイエンスのデパートメントに新たなラボを設立したり,相変わらずアクティブです。

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話が変わって,私の目下の課題は,この学会時期に,21日までのミッションを終わらせることができるかということ。しかも英語の総説。時間がない。しかしこんな時期に限って論文紹介の順番が回ってきたりする。mazEFの論文,面白かったけど少し時間が欲しかった。もう少しレビューを入れたりして論文紹介したかったが,皆さん,ごめんね。バクテリアにもプログラムされた死が存在するというのは面白いです。

こんな忙しい時期ですが,ジムには通ってストレス発散するようにしています。まあ,これから21日までは,いけませんが。。。そういえば,先日,ブラジリアン柔術で何とか昇段しました。苦節,4年間,長かったですが色帯にやっと手が届きました。今までは高速タップしていましたが,白帯のジム生には負けれないので今は変なプレッシャーがあります。どんなにぼこぼこにされても,立ち上がれば,知らず知らずのうちに強くなっていくものです。

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本日は論文の審査。はっきりいってディスカッションがresultsより長いのは,どうかと思う。こういうディスカッションに限って,やたらイントロと結論部分で述べたことが重複しており,ネイティブのくせにしっかりしろ!といいたくなる。しかもスペキュレーションの上にスペキュレーションを重ねたら,結局,それは妄想? 忙しいときに限ってこういった論文を審査しなければならないのは辛い。つらすぎっす。

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こういったローキックのようにじわじわとくる忙しさに耐えることによって,自分というものの器を大きくしていきたいです。今まで一番忙しかったのは,留学の2ヶ月前に論文のreviseがきたことでしょうか。実験しながら福島の実家まで家具を運び込んだり,家具やふとんがなくってから,がらんどうの部屋に寝袋一つで暮らしながら,論文の追試験。論文,終わったのが留学出発当日の朝5時頃で,東京駅の近くにある中央郵便局で論文を再投稿し,成田空港へ。この2ヶ月の地獄に比べたら,まだまだいけます。まあ,何かしら,すごい忙しい時期に雑用が飛び込んできたり,やらなければならないことが重なる。そういうもんじゃないっすかね,お金を貰って仕事をするというのは。

できないと言うのは簡単。耐えることで人間は強くなるのだと思います。ということで実験は人間を強くします。まさに実験はハードボイルドの世界なのです。もちろん基本は自分が研究を楽しみ,わくわくしながら対象に向かうものでありますが,それが世の中にでるときには苦労がつきものだと思います。そこでのスタンス,どう対峙するかで,生き方が大きく変わるのかもしれません。乱文ですが,今の状況でーす。が,基本は,笑顔です。

月曜から忙しくなりそうですが,上を向いて歩きたいと思います。


2007-12-04

常識

私は大学院の学生に簡単な問題を出したことがある。

例えば,20%のグルコース溶液を1リットル作ってください,というような問題。しかしほとんどの学生ができない。何故できないのかというと,グルコースの分子量をさりげなく問題に書いておくわけ。分子量を入れることによって学生はモル数の問題と混同し,思考能力にブレが生じ自ら轟沈。正解率10-20%ぐらいかな。パーセント算出はおそらく小学校の問題であると思うが,分子量で計算し,また,1リットルは作らないだろうみたいな変な常識が邪魔をしてしまい問題が解けなくなるという仕組み。

もちろん大学院入試では高度な問題が出され,皆,優秀な成績でパスしてきたはずである。しかしグルコースの問題と同様に,実際の実験では普段の生活の常識的なセンスが何故かスイッチオフになっていることが多い。サイエンスは常識となった真理の延長線上にあり,そういった基礎体系のなかで,ある逸脱した現象があらわれると「これは何だろう?」ということになり,そこから新たな発見が始まるのであると思う。つまり,ある基準(常識)がないと,精妙な事象までには行き着けない。

エッペンドルフのなかに入っているバスクリンも,風呂桶に汲み取ったバスクリンも同じ。生活で使っている頭を実験にも使って欲しいわけ。実験=特別なことと考えた時点で,かなりやばい。

1 μgで考えると理解できない事象は,スケールを1トンにずらす。自分では感じられない重さを,敢えて押しつぶされそうな重さに変えてみる。見えない事象をスケールを変えることによって,思考の中でビジュアル化できるようにする訓練,重要だと思うのです。

今の日本,学力低下ではなく,常識力の低下だと思うのです。教育の何もかも学校という枠組みに押し付けてしまって(親の丸投げ状態です),今の日本経済は成り立っているのですから,ここまで頑張って来れたほうが奇跡。

そして,奇跡は,そう長くは続かないものである。

2007-12-01

会議 x MI x 総合格闘

昨日,細菌学会理事会が無事に終了。当初,理事に任命されたときには面倒な仕事を背負い込んだというネガティブな気持ちでこなしていた部分が,正直,ありました。しかし最近になってようやく充実感と言うか,現理事会の先生方と一緒に働いてきて良かったと思っています。任期はあと1年。どこまで自分を伸ばしていけるのか,また新たな気持ちで頑張っていきたいと思います。

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理事会が終わってから,Microbiology & Immunology のremodelの仕事を手伝いました。この雑誌は来年1月からBlackwell Publishing 社から発刊されます。これまでは紙媒体の査読システムでしたが,今後はCellular MicrobiologyやMolecular Microbiology と同じようにオンラインによる論文投稿,査読システムに移行し,日本細菌学会,日本ウイルス学会,日本生体防御学会のアライアンスによって運営されます。「Microbiology & Immunologyは,ちょっとなあ」というあなたに是非とも投稿して欲しいです。日本発の国際誌,大きくしていけるよう貢献していきたいと思います。

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というわけで1日の締めくくりは総合格闘のジムでスパーリング。これで完全にリセット。チョークスリーパー,完全に極って嬉しかったです。スパーリング後,ラボにもどりメールのチェック。終バスに飛び乗って帰宅途中にラーメンとビール。長い一日でした。

本当に強い大学?

週刊東洋経済誌(2007.10.13)にて,財務力,教育力,就職力の3項目について「本当に強い大学」を選んだところ,北里大学は国公私立大学を含む日本の大学のなかで第11位にランクされました。しかし,10位と11位ではフォントの大きさが全く違います。

http://www.kitasato-u.ac.jp/news/news_071029.html

帝国大学グループでは名古屋大学を除いて全部に負けていますが,うちも慶応義塾大学ぐらいの迫力はほしいです。まあでも研究者にとって重要な科研費獲得額は本当になさけない数字でありますので,11位で喜んではいられませんが。しかも昨年よりランクダウン。まあ,私的には「本当に強い教授」でベスト10にランクインしたいです。