靴紐を結ぶために費やす時間を1日2分と仮定すると,年間でトータル12時間を靴紐結びに費やすことになります。「12時間,延々と結びつけろ!」と言われたら嫌ですよね(笑)
それを解決するための手段として,BOAフィットシステムがあります。
9月のシルバーウィークに折立から上り雲ノ平経由で伊東新道を降りたのですが,このとき使用したモンベルのトレランシューズがこのシステムを使っておりました。
下山後の感想は「もう,ありとあらゆるシューズをBOAフィットシステムに変えたい!」です。
下山時によくあるのは靴紐が緩んできてつま先が痛いけれど,もうちょっと歩いてから直そうとか,小石が入って痛いけれどもう少し我慢しよう,みたいなことがよくあります。靴紐を結ぶためにはザックをおろして,どこかに腰掛けなければなりません。テン泊縦走用ザックならなおさらです。
BOAフィットシステムは,このような苦行から解放されるために開発されました(このへんは想像です)。ともかくもダイヤルを回すだけで靴紐の調節が可能! 小石が入っても,ダイヤルを引っ張ってすぐにシューズを脱ぐことが可能です。
テント泊で夜中に起きてもすぐに履けます。あと,稀にですが靴紐のフックに隣の靴紐が引っかかって転倒というケースも防げます。なので,BOAフィットシステム採用の登山靴・トレランシューズはオススメです。
当初は「あの細いワイヤーが切れたら大変だ!」と僕も思いました。モンベル御徒町店の店員さんに聞くと「当店でそういった事例はない」とのことでした。頻発はしていないということで購入に踏み切りました。
【普段使いでのBOAフィットシステムの感想】
現在,登山以外でもモンベルのトレランシューズを愛用しております。靴紐を結ばないくて良いというのは,QOLをバク上げするので超オススメです。
登山では使うのに不安を感じているのであれば,とりあえずランニングシューズから始めるのは如何でしょうか?
個人的に2023年のベストバイは「BOAフィットシステム採用のトレランシューズ」でした!