2009-01-30

パリ

フランスでINRAとJSPSのコラボよる学会に来ております。
2日前にシャルルドゴール空港について、タクシーの運転手まかせでパリ市内に。

空港フェンスや道路のわきにはゴミが散乱していて、お世辞にも綺麗とは言えませんでした。それが第一印象でした。しかし、タクシーにつれられ市内に近づくにつれて、ゴミの量も減ってきました。運転手が気を利かしてくれたのか、いきなり凱旋門が登場です。ナポレオンがいなかったらパリの町並みも随分変わっていただろうなと思ったりもしました。どんな大きな変革も、まずは1人の人間がいて、起きていく。そんなことを凱旋門をみて思いました。

その日はパスツール研にきている石野さんにつれられてカフェで食事をしました。いやあ平日だというのにすごい活気です。そういえば20代の女性がタクシーのクラクションに腹を立てて「メ○ドー」と叫んでましたが、ちょっと怖かった。

翌日は、INRAの機関でプレゼンを聞きました。
パリからちょっと離れただけで豊かな緑があって、道路もきれいで、そんななかに研究所がありますが、研究内容はのどかではなくレベルが高かったです。アプリケーションも初めから視野にいれなければならない研究機関でしたが、こういったところでも思い切り基礎研究につなげて?いますね。豊かな大地で食物の自給率が100%だっけ、日本とは違うなあと思いました。
政策で減反したり、米作ったり。。。それよりも自給率をあげないと。。。

これから朝ご飯食べてプレゼンです。
パリは7時だとういのに、まだまだ真っ暗です。
さすがにパンは、うまいです。

それでは。

2009-01-23

ハイ,ハイ,わかっています!


先日,遊びにきた娘が,こんなものを手渡してくる。

「なんだ,ただのアルファベットの練習か」と思ったら,

お,今からPNAS狙っていくのか?
お,EMBJ, これはEMBO J. とも,よめる。

おおおお,しかもIFつき!
そうですよね。狙っていきたいです!

壁に貼ってあるジャーナルのIFを適当に写し取ったのだと思いますが,ちょっと焦った。。。

いやしかし算数問題の左脇に○がたくさんありますが,
原始的な計算方法でやっている!と,笑いたくなりました。
まあでも自分なりの方法,重要ですね。

あ,7−1+6=14 おしい! ドンマイ,ドンマイ。これから徐々に精度をあげて,ゆけ! どんと,ゆけ!

2009-01-21

桑江君近況






留学中の桑江君がウプサラ大学からストックホルム大学へ移動しました。
あ,ボスと喧嘩別れではなく(笑),ボスの移動にともないストックホルム大学でがんばることになりました。
ということで,彼から送られてきた画像をアップします(本人の了承済み)。なんかIKEAっぽですね。日本だと事務机が灰色っぽいですが,さすが北欧。ミニマリズムの極致っぽい机,でも冷たい感じがしないのが,いいですね。

キャンパス風景は,まだまだ寒そうです。長い冬を楽しく過ごせるように建物内部が明るいのでしょうね。
それに比べると日本のキャンパスは味がないっすね。

せめて自分の机周りぐらいは明るくしたいものです。
それでは〜。

必死のパッチやで



いや,ほんとに必死のパッチや。

来週は,このへんにいます。

ここをクリックして下さい。

今はすごいっすね。ほんとに下見できますからね。

全然関係ないけどペリカンのインク,しかもターコイズいけてます。はやく書くと鮮やかな明るめの青になって,ゆっくり書くと濃い青になります。良い感じです。パイロット,ウオーターマンのインクを試しましたがモレスキンにはいまひとつあいませんでした。両方とも少しにじみます。その点,ペリカンはにじまないですね。ペリカンのターコイズで,タコを書くとこんな感じになります。

それでは〜。

2009-01-18

感染現象のマトリックス

1月15日,16日と「感染現象のマトリックス」の第5
回の全体班会議(領域代表者: 野本明男先生)がありまし
た。この班会議でのプレゼンはいつもながら緊張します。我々の領
域は徐々に感染免疫にシフトしてきておりますが,まあ,言ってみ
れば免疫やってる研究者からは突っ込みどころが満載な研究内容
で,今回もいろいろなアドバイスを頂きました。今後も免疫という
横糸を紡いでいくことになりますが,慶応大学の小安先生,永井先
生には特定領域プロジェクトにてお世話になりました。そして,今
後ともよろしくお願いします。また,九大から慶応に引っ越してき
た小林隆志先生,今度,芝松にいきましょうね。私は修士を出て北
里研究所に就職し,慶応の深沢先生にお世話になり,遺伝学的な手
法を学ぶことができました。慶応への出向の機会がなかったなら,
おそらく今の私はなかったことでしょう。人との出会いがあって研
究がありますね。そういった意味では,人の濃さをたくさん感じる
ことができたのが,今回の特定領域でした。

******

特定領域での報告会が終わって,本日は,土曜日。まじで,総説,
終わらさなくてはなりません。ということでイラストレーターの
CS4にバージョンアップしました。MacBook Airを購入したの
で母艦用のマック(これにはCS3がインストールされていた)
とMacBook Airでヴァージョンが異なるとめんどくさいことに
なりますので2つ購入。まあ,CS3もCS4もそんな
に変わらないだろうと期待はしていませんでしたが,全然違います
ね。昔,キャンバスというソフトが得意としていた他のオブジェク
トに自動的に合わせるという機能が進化してレイアウトが楽になり
ました。総説用の図を2つほど仕上げましたがストレスも軽減され
たかな。また,オブジェクトも回転させているときに横に角度がで
るので「角度とか」気にされる方も買いでしょう。イラストレー
ターはますます使い勝手が良くなりました。いいっすね。これはい
いっす。CS4,作った人,よく頑張った。これからもがんばっ
て,良いものを作ってほしい。あ,次のバージョンアップでは,適
当にキーワード入れたら,適当に作図してほしい(笑)。

ということで,これからスーパーサイヤ人になって,書き上げます。

2009-01-14

回復!



うちの愛犬。
関節の手術が無事にすんで,今はリハビリを行っております。

さぞ痛かったことでしょう。ごめんね。

以前,私も腕十字をかけられて,肘関節外れましたが,
外れる痛さよりも,入れてもらう痛さ,
これが激痛でしたね。あまりの痛さに貧血しました。

ということで,これから一緒にリハビリしていきましょうね。


2009-01-12

ゆけ!

YSAにて娘のレスリング指導をされている山本聖子さんが
オリンピックを目指して,現役復帰

実は山本聖子さんと2年ぐらい前にスパーリングして,
2戦2敗でした。。。
タックルの入りが,まじやばいです。

そういえば私が忙しくなって,娘のレスリングの練習につきあう時間がありません。

ごめんね,こんなお父さんで。。。
しかし二人で腕立て伏せはやっているよね。
ジムにいけなくても体はつくれるので,がんばろうね。
今度一緒にジムに行ったら,思い切り汗を流そうね。

タックルいくときは,
お友達のことを気にせず,思い切りいきなさい(笑)。


2009-01-11

お気に入り


執筆に必要なモノ,,,お気に入り

1.コーラ(赤ラベル)。
2.信州わさびの柿の種。
3.ペリカンの子供用万年筆(青インク,赤インク)。
4.モレスキンのノート(マインドマップ用)
5.Mac

あんまりモノにこだわるのは,よくありませんが,
ペン,ノート,キーボードなどにはこだわりがありますね。

2009-01-10

Pages x EndNote X2 = 久々に感動!

ということでMacのPagesというワープロでEndNote X2が正常に動作します!
すごい! 久々に感動しました。

文章中のリファレンスを削除すると参考文献リストから自動的に削除され,ナンバリングもきちんと動作します。もちろん新たな文献を追加すると,すぐに参考文献,ナンバリング等に反映されます。Office 2008よりも処理速度が速いですし,これはいけるかも!

ただワードが優位である部分もあります。例えばワードとEndNote X2の組み合わせでは,EndNote中のリファレンスをワード文章中にひきずり込むとシームレスに挿入されるのですが,Pagesの場合は挿入というボタンを押さなければなりません。ここがちょっと不便。また,EndNoteのリファレンスウインドウから取り込むのではなく,Pages用のリファレンスウインドウが別にあってそこから取り込むのです(このウインドウが今ひとつ見にくいですが,改良されていくでしょう)。

あとジャーナルごとのフォーマットの設定はEndNote X2のほうで管理します。特別なプラグインとか入れないでもPagesのメニューにEndNoteの項目があるのには感動しました。

マック環境でMicrosoft Word以外にこのリファレンスソフトをサポートしるのはPagesだけですから,研究者には嬉しいかもしれませんね。まあ,もともと研究者はマック使いが多いなか,他のワープロソフトがEndNoteをサポートしていないという理由で,ワードを使っている方もいるでしょう。

俺的に何でワードがいやなのかというと,そんなに嫌でもありません。
ただ,意味もなく落ちるだけです!

俺的にはHBよりも2Bの鉛筆のほうが好きだし,3万円のパーカーよりも1500円のペリカン万年筆のほうが好きだし,Pagesのほうがシンプルなインターフェースで好きなのです。

ということで新しいPagesを20分ぐらい使用した感じでは合格点でしょう。
ということで新たな選択肢が増えました!
あ,.docx拡張子のドキュメントファイルもさくさく開けます。
またワードファイルで保存可能です。

それでは!

2009-01-09

もう少し。。。



11月,12月, そして1月と立て続けに総説,書いております。そして,今週末に仕上げて地獄の行軍に終止符を打ちたいと思います。忙しいのですが,ありがたいことだと思います。

最近,MacBook Airをプレゼン用に購入したので,こっちのほうで文書を書いて,左側のコンピューターで図を書いたり論文検索しています。2つコンピュータを使用する意味はあまりありませんが,文書は共有フォルダーでネットワーク上にあるので,どちらからでもアクセス可能です。ま,気分転換でしょうか。あ,MacBook Airを使いたい理由はちゃんとあります。キータッチが良いことと4本指を使ってゼスチャーコマンドが可能なことです。これが結構,便利。

*****

最近はまた遠視が強くなったせいか,論文を読んでいるときは眼鏡を外してます。ちょっと不明な単語があると,今までは,また眼鏡をかけてコンピュータでアクセスして調べていました。しかし,これが面倒なので論文の脇にiPod touchをおいてi英辞郎というソフトで単語を調べるようにしました。医学用語もまあまあ収載されておりますので便利です。それに他の英語辞書に比べて安い!という利点があります。

老眼のヒト,お試し下さい!

それとマックのPagesというワープロソフトが新しくなりましたね。買う気はなかったけどアップルのサイトに気になる一文が。。。それはコバンザメソフトの代表格であるEndNote X2 と連携する!と,さりげなく書いてあるのです。それがマジなら俺はもうOffice 2008なんかさっさと捨てて,Pagesに乗り換えますが。しかしこれまで通り,リッチテキストに変換してそんでもって文献のフォーマットをするなら意味がない。別に新たなPagesを買うまでもなく,現在のヴァージョンでもそれが可能であるからだ。

このあたりの真偽がよくつかめない。誰か教えて!

*****

図の作成,イラレ,やっとなれた。イラストレーターの謙虚な点はPDFフォーマットで保存ができて,あとからでもイラストレーターで変更が可能なことですね。ほとんどの出版社はPDFフォーマットを受け付けてくれるので,送った作図はPDFビューワーで編集者が開くことができて,場合によってはイラストレーターで校正していただくことも可能です。

まあなんだかんだ言って,こういったもので,総説書きに費やされる時間が圧倒的に短縮されたかというと,そうでもない(笑)。それではー。




2009-01-07

阿部章夫の白金通信

本日は北里感染制御研究機構のプロジェクトにて新たに入ったスタッフの歓迎会を, Chez Tomo にて行いました。本機構はこれから本格的に始動します。北里でしかできないことをやっていきたいと思います!

さて,歓迎会のレストランはミシュランガイドにものっているお店で,このようなフランス料理ならまた行きたいと思いました(ソースがおいしかったし,熱いものは熱い! 大きなレストランだと熱いものもぬるい場合があります)。スポンサーの中山先生,ごちそうさまでした。またセットアップして頂きました渡辺先生,ありがとうございました。

前菜からポタージュ,メインデッシュ,デザートと並んでおります。途中にでた有機野菜のプレートと前菜の前にでたウニの貴婦人風だっけ,が抜けてます。ていうかこの2つは,このレストランの持ち味がでている料理ですよね。それらが抜けていてごめんなさい! 当然,冬なので夏に獲れる野菜の濃さ(アスパラガスなど)は若干欠けてますが,それでもおいしかった!

以上,阿部章夫の白金通信,いかがでしたでしょうか。実は大隅先生という方が「大隅典子の仙台通信」というブログを書いております。タイトルはそれのパクリです。ブログで拝見する大隅先生の料理はおいしそうです。そんな感じで写真を撮ろうと思いましたが,レストランでフラッシュ使うのはマナー違反なので,ちょっと暗めです。さて,大隅先生に話は戻りますが,すごい先生なのに,おっちょこちょいで(面識もないのにすみません),フライトの時間を間違えられたり,MacBooK Airを新幹線のなかに置き忘れたり,そういったところが大隅先生の良さだと思いますね。

私はそんな大胆な、忘れ物がありません。早めに晩飯をとって2−3時間してから,また晩飯食べて,「今日は食欲がないなあ。どうしたんだろうなあ」,,,「あ,晩飯食ったじゃん。さっき!」というのはよくありました。

以上,まとまりに欠ける白金通信でした。







今年もよろしくお願いいたします!

細菌感染制御学研究室から皆様へ


遅れましたが、今年もよろしくお願いいたします!
左からサッカー部コーチ風の久留島君、俺、タッキー、タケちゃん、永松さん



客員研究員の永井先生。慶応大学医学部小安研のヨン様です!


ちょっと華やかに我らがサイエンスエンジェルたち。

これからもよろしくです。

2009-01-01

1年を振り返って(研究編)

この1年間,当ブログを訪れて頂きましてありがとうございました。本来ならば昨年のうちにアップしたかったのですが手術を終えて帰ってきた愛犬とともに力尽き果てておりました。さてさて個人的には怒濤な1年でした。それなりに忙しく,しかし充実した1年を送ることができました。本当にありがとうございました。この1年をダイジェストでご紹介したいと思います。

1. 研究環境
2008年は百日咳菌関連で大きな進展があったと自負しております(まだ論文にはなっていませんが)。百日咳菌は感染するとヒトの気道に長期定着をはかりますが,また,激しい咳を長期間にわたり惹起しつづけますが,発熱や炎症反応をほとんど誘導しません。こういったことはどうしてなんだろう?ということで,気管支敗血症菌をモデル菌株として研究を進め,最終的にIII型分泌装置によって宿主に移行するエフェクターが「宿主免疫系の指令を積極的に書き換えている」を明らかにしました。これについては桑江君(ウプサラ大学に留学中)の仕事を受け継いで,永松さんが中心となって行いました。2009年に論文の決着をつけます。

一方,全学的なプログラムとしては里大学感染制御研究機構が新たに発足し,この機構を足場にして産官学のハブを構築しつつあります。このような機構を通じて外部への発信を行い,プロジェクトの一部が第一三共製薬との共同研究体制に繋がっております。これについては最終的なプロダクト,つまりワクチンを本学で自前で創りだす事ができますので,将来的に北里大学の感染制御のノウハウを社会に還元していきたいと思います。

2. スタッフ・学生さんについて
2007年の年頭所感にて,今年はスタッフ枠の強化を図ると書きましたが,これについては実行できませんでした。ということで永松さんが孤軍奮闘し,彼女に2−3人分の豪腕をふるって頂きました。2009年は永松さんが米国に留学しますが,留学を糧にして最終的には自分のラボを主宰してほしいです。永松さんと一緒に論文を書いて本当に楽しかったです(論文を投稿中です)。留学中の桑江君もウプサラ大学で頑張っております。彼が扱っている病原菌は遺伝的な手法があまり確立されていないで大変そうですが,それだけにやりがいがありますね。是非ともがつんといって下さい! 学生さんも頑張って何とかついてきております。春には久留島君と武末さんが大学院を修了します。武末さんは就職,久留島君は博士課程に進みます。また大滝さんは修士2年になります。

3. 出会い
今年もたくさんの方々にお世話になりました。また,様々なフィールドの先生方との出会いを通じて,自分なりに研究の幅をひろげる事ができたと思っております。ということで時系列的にまとめます。

1月: John Leong 博士 (University of Massachusetts Medical School) がシンガポールでシンポジウムがあるので,そのついでに寄って頂きました。そのときのディスカッション内容が永松さんの論文の後半を支えていますので,人との会話は重要であると実感!

2月: 帯広畜産大学の嘉糠さんのところでセミナー。宇宙人,嘉糠さんとの遭遇。ラボのシステムや研究のスタンス等,とても勉強になりました。現在,GCOEの拠点リーダーとしても活躍されておりますがこれからも猛進,間違いなしでしょう。また,若手コロッセウム,ご協力頂きましてありがとうございました。

3月: 京都の細菌学会にて,カナダのJohn Brumell博士, ロッキー山脈にあるNIHブランチのJean Celli博士Lee Knodler博士 (オリビアのラボに所属)との10年ぶりの再会。Brett Finlay 博士のラボに留学していたときに3 人に出会いました。なかでもJeanのほうは留学中の一番の友人です。留学当時,Jeanは独身で妻の焼いたスコーンをいつもねだるので,おやつのスコーンは2人分をラボにもっていくようになりました。いつか会おう,といってカナダをあとにしましたが日本で再会できてよかったです。

3月: 超微形態学のエキスパートでありました関矢先生が,北里大学薬学部を退官されました。留学から帰ってきてラボに何もなかった時代に,関矢先生には大変お世話になりました。EPECのIII型分泌装置の超微形態学の共同研究で,満身創痍で頑張った事が懐かしいです。長い間,本当にありがとうございました。

6月: 平山先生に呼ばれまして長崎大学にて細菌学の講義(細菌の分泌装置を中心に)。長崎大学の学生さんはすごく熱心でした。他大学と比べて,うちの大学院生のほうが寝ているのが気になりますが(しかも他大学はほとんどが学部生),自分のプレゼンが何処まで通じるのか,はじめての講義で何処まで理解して頂けるのか,自己点検になりますね。また平山先生がどのようにして,これまでのヘリコバクターの研究を発展されてきたのかお話を伺うことができました。
そして,長崎を訪れたら
ココです。

8月: 若手コロッセウムで燃え尽きる。このような研究会を企画したのははじめてでしたので,うちのラボの人数でこんなことができるのかと不安でしたが,トラブルもなくなんとか無事に終える事ができました。この研究会は私のブログにもよく登場する堀口さんが第一回の世話人でしたので,堀口さんにお世話になって,なんとか開催することができました。シンポジウムとして小安重夫先生(慶應大学医学部)にお願いして,先生のご研究内容につきまして,これまでの先生のご経歴を交えてお話しして頂きました。お忙しいところ,ありがとうございました。このような研究会を開いたら同じようなことができるか?といわれたら自信がありません。それぐらい自分としては燃え尽きました。 北は嘉糠ラボから南は鹿児島大学まで本当にたくさんの方々のお世話になりました。ちなみに,最多出席人数は大阪大学でした。

9月: あわじしま感染症免疫フォーラムにて永松さんが口頭発表に選ばれました。このフォーラム,元気があって良いですね。永松さんはこのフォーラムに招待された先生に気に入られて,ちゃっかり留学の交渉?も進行中であります。このフォーラムには著名な先生方がたくさん来られるので留学を考えている方は,どんどん活用してほしいですね。あ,私の方は教育講演を行いました。しかし,重要な間違いがありました。III型分泌装置のエフェクターはどのようにして分泌されるのか,その駆動力はどこから得られるかというプレゼンで,ATPaseであると述べましたが,じつはプロトン駆動力でありました。2008 年のトピックスでもあるのに申し訳ござません。もちろんATPaseはエフェクターを分泌装置へ装填する役目を果たしておりますが,またエフェクターのときほぐしにも関与していると思われますが,エフェクターが針状構造のなかを通って宿主細胞に送り込まれるまでのエネルギーはプロトン駆動力が主役であります。この場をお借りして訂正致します。

9月: 韓日微生物会議で初韓国。アジアの国というのは近いのにあまり訪れた事がありませんでしたが,今回,韓国を訪れて,研究交流をできた事は有意義でした。また,韓国の方々には本当に親切にして頂きました。バクダンという飲み物,すごかったですが,とことんお話することができました。2年後は横浜で開催されますが,再会を楽しみにしております。

10月: 細菌学会関東支部総会にて久留島君がベストプレゼンテーション賞を受賞。久留島君は頂いた副賞の商品券で洗濯機を購入しました。これからも洗濯をするたびごとに,さらなるベストプレゼンテーションを目指してほしいです。ちなみに留学中の桑江君も過去にこの賞を頂いております。

以上が2008年の主な出来事でした。多くの方々に支えられてなんとか無事に2008年を閉じることができました。私一人では何もできませんが,こうやってかいつまんだだけでも多くの出会いがあって,ここまでこれたと実感しております。ありがとうございました。